治験アルバイトの内容と給料は?

治験アルバイトの内容と給料は?

治験のアルバイトというと、どんな想像をするでしょうか?
何もせずじっとしているだけでお金が貰える代わりに、危ない実験に付き合わされると誤解している人も少なくありません。

 

実際は、それほど高リスクの治験のアルバイトは少なく、医薬品を扱う企業や医師が主導して行うもので、怪しくもなんともありません。

 

ただし治験バイトが楽して稼げる割のいいバイトだとも言い切れません。
今回は、治験のアルバイトの内容や流れ、報酬や応募方法について解説します。

 

治験の給料

治験の協力者はボランティアということになっており、給料ではなく謝礼という形で支払いが行われます。この謝礼がまとまった金額であるため、楽して稼げるアルバイトとして紹介されています。

 

貰えるのは日給換算だと1〜2万円ほどになります。実際はある程度の期間が必要になるため、1週間で10万円、2週間で20万円というような形になります。
治験の内容によっては1週間で15万円貰える場合もあります。

 

実質的にはアルバイトなのですが、あくまで謝礼という名目で支払われているため、治験を行う施設などで金額の話をしたり、アルバイトであることを話題にしたりするのはあまりいい顔をされません。説明会の際に謝礼の金額についてしつこく聞いていると、あまり誠実ではないと判断され、断られてしまう可能性もあります。

 

治験は安全?

もちろんノーリスクとはいきませんが、危険性は極めて低いです。

 

日本で行われる治験は主に以下の2つです。

・新薬のテスト
・ジェネリック医薬品のテスト

 

新薬の治験の方がリスクも高く、それだけ報酬も高くなります。しかし、国内の治験はジェネリック医薬品を対象としたものがほとんどです。
ジェネリック医薬品とは、薬品の特許が切れたあと、他の製薬会社が同じ成分と製法で製造する後発薬です。すでに一定の効果と安全性が明らかになっているため、リスクは非常に低いです。

 

治験アルバイトの申し込み方法

正式にはアルバイトではないため、求人サイトや情報誌に募集の情報がのることはありません。

 

友人や知り合いからの紹介で始めたり、「VOB」「総合治験案内所」「生活向上web」などのサイトで探すケースが多いです。

 

また、治験のアルバイトをするには健康であることが第一条件です。詳細な条件は治験の内容によって異なりますが、献血をしたばかりの人や病気の治療中の人はできません。若くて健康な人であれば合格できる可能性がありますが、申し込みをする場合は風邪を引かないように注意しましょう。

 

 

治験アルバイトの流れ

まず健康診断を行い、健康体かどうか、条件を満たしているかどうかのチェックを行います。
健康状態に問題なければ、治験についての説明を受けます。使用する薬について、入院中の生活について、謝礼の支払いについても説明されます。

 

その後いよいよ治験に参加することいなります。薬を投与して健康診断をしたり、血液検査を行ったりします。
決められた期間が過ぎたら、治験終了となります。謝礼の支払い方法は手渡し・振り込みと色々ですが、一般的なアルバイトと比べて支払いまでの期間が短く、比較的すぐにお金が手に入ります。

 

治験中は何ができる?

治験中は、薬の影響を正しくみるために様々な行動が制限されます。いくつか例をあげましょう。

 

・外出禁止
・激しい運動禁止
・食べ物の持ち込みは禁止
・飲酒、喫煙は不可
・消灯時間や食事時間の決まった規則正しい生活

 

治験中、投薬されている側は検査を受ける以外はすることがありません。基本的にはベッドの上で静かにしていることになります。
病室は6人か8人程度の相部屋となるため、プライバシーはあまりありません。

 

本や漫画、ゲームなど暇を潰せるものは揃っています。ノートパソコンやスマートフォンの持ち込みもできます。静かに過ごすのが好きな人や、インドア派の人にはあまり苦痛ではないかもしれません。

 

食べ物の持ち込みはできないため、提供される食事を取ることになります。ただし、いわゆる病院食ではなく、普通に売られているお弁当のような食事になります。薄味に困る心配はありませんが、好き嫌いの多い人には辛いかもしれません。

 

治験は割のいいアルバイトか

じっとしているだけでお金が貰えるという点でいえば、これほど楽して稼げるアルバイトはありません。健康体であれば参加でき、終ればまとまった金額が貰えます。

 

ただし、治験で食べていくというのは無理です。というのも、治験は一度参加し投薬を受けたら数カ月の間は参加できないためです。

 

治験では、実際に投薬を受ける人の他に、体調不良などに備えた予備人員がいます。予備のまま治験を終えれば報酬が貰えるだけでなくすぐに次の治験に参加できるのですが、狙って予備人員になることはできません。確実性がない以上、治験で生計を建てるのは困難です。

 

また、治験の中には途中に期間を開けて行われるものもあります。治験と治験の間の期間は入院の必要がないため外で自由に過ごせるのですが、報酬も当然ありません。激しい運動が制限されるため、日雇いのアルバイトで間をつなぐのも難しいです。

 

大学生が長期休みを活かして参加したり、次の仕事まで日が開いてしまった人が参加したりするのであれば問題ありませんが、治験で生計を建てるのは無理です。